ライトシーズプロダクションズ

 

 

『星の禅』~地球の未来~

マーガレット・セントクレア著

暗闇がいかに大きかろうと、我々は自らの光を分け与えるべきである
~スタンリー・キューブリック『2001年宇宙の旅』より

イントロダクションより

どの未来?

本書『星の禅』は、人類の未来についての起こりうる光景を提示するものです。私たちの行く末には、幾つもの未来が眠った状態(あるいは一時停止中の動画のような状態)にあり、私たちの行いや振る舞いによって、そのなかのひとつが現実となります。つまり、自身の行動こそが未来を決定するのです。
恐ろしい未来を示す予言も記されていますが、それらはすべて現在の延長、あるいは可能性として理論の範疇に収まるものなのです。そして、『星の禅』は、私たちが選択肢をもち、異なる未来を創造することを提案します。予言についてのこの実用的な書籍を手にすれば、楽しみ、勉強しながら、自らの未来を創造するという、もっとも神聖なる自由を手にすることができるのです。

祈りと予言という失われた科学を解読する本書では、グレッグ・ブランデンがイザヤの影響について説明します。つまり、私たちの人生のいかなる瞬間にもさまざまな未来の可能性が秘められているということは、量子学的にも科学的にもいえることなのです。現在において私たちが選択をするまで、それぞれの未来は休止の状態にあるのです。著者である予言者セントクレアは、未来があらかじめ決められたものでも、石の上に刻まれたものでもなく、私たちの前に示されたいくつもの可能性から選ばれるものであることを明らかにしてゆきます。どの未来を生きるかを選ぶのは、私たち自身なのです。個人としても、人類全体としても──

「魔術師」―意識的に未来を創造する人─は、私たちがどのように未来を選ぶかの科学を具体的に提示します。私たちはひとつの未来を選ぶとき、それが実際に現実のものとなるのです。セントクレアが指摘するように、たとえそれが、しばしば恐怖、または計算外の感情の揺れによって影響されるものであっても、私たちの現在は、私たちが意識的にあるいは無意識のうちに選んでいる未来でもあるのです。それゆえに私たちは、感情が無意識に働くのを抑え、魔法が絶え間なく起こるのを見届けなくてはなりません。

もしも異なる未来を望むなら、異なる現在を意識的に選択する必要があります。私たちの意識のツール(手段)は、意志、想像力、直感、夢、洞察力、柔軟な知性、そして愛情です。さらに、健全な未来を選び、創造するための手助けとして、あるいは心を癒してもらうためにサイキック・ナビゲーターの力を借りることも必要かもしれません。どんな未来を望みますか?今日、そして明日、あなたはどんな人間になりたいですか?どんな選択をして、どこへ行きたいのですか?行き先も責任もすべてはあなた次第なのです。セントクレアのメッセージのキーワードは、“決めるのはあなた自身”。彼の予言は、現在まで極めて正確に的中してきています。なぜなら、セントクレアは、重要な地位にある人々の選択を見て、未来を理解することができるからです。セントクレアは、ここ数千年のあいだになされた予告や予言の要因(パラメーター)は、再定義可能であると明記しています。ノストラダムス、エドガー・ケイス、そしてセントクレアによる占星術的計算から、人類は次のミレニアムにおける絶滅を回避することができるのです。本書には、世界の終末の光景が列挙されていますが、セントクレアはそれが決定的な未来だと述べているわけではありません。まったく逆です。異なる未来を選ぶべきだと記しているのです。しかし、私たちが現在までのやり方を続けていては、彼の予言はそのまま私たちの未来になってしまいます。これまでに的中した事例をみてみれば、彼の予言が科学に基づいていることは疑う余地がありません。

私たちが望めば、未来の星の並びは他の目的に用いることができます。『星の禅』は、チャレンジすることで外の世界へ行き、意識の宇宙を探索する方法を示してくれます。私たちが予言された未来を変えることができることは、誰よりもセントクレアが熟知しています。なぜなら、私たち自身に未来の予測が可能だからです。望まない未来に注意して、異なる結果をもたらすために意識的に行動し、選択するよう、自らの意識を解放すればいいのです。
つまり、本書は知的な行動、そして選択という人間に許された聖なる自由に関するものです。私たちはただひとつの目的のためにこの星に生を受けました:古の神々や精神的指導者たちが知るよりも大きな愛を与え、受けるために。ここでいう愛とは、個人そして集団で選び取り、集団の意思表明となる偉大な愛です。愛は、この地球という惑星に暮らすひとりひとりの心と生命になるのです。私たちは、生まれながらにして愛と宇宙的意識の種を与えられています。宇宙的意識とは、この宇宙と地球、そしてその住人が誕生したときから、その進化のために設計されたものです。しかし、この地球において私たちは、聖なる自由を与えられています―─選択の自由です。つまり、進化の道を選ぶか、あるいは破滅の道を行くかを選ぶのは私たち自身であり、神の手に委ねられたものではないということです。この意味では、セントクレアが著した本書は、従来の考え方からの出発となるでしょう。『星の禅』は、あなたの信条や現実や権威に疑問符を投げかける、これまでにない一冊です。あらゆる時代を超越した本書はセントクレアの集大成なのです。 
                                      

セントクレアは時の科学を解き明かします。つまり、私たちの信条体系がなぜ、どのようにして現実の地図となるかを明らかにするのです。そのために、セントクレアは星のアイコンの心象と意味、そして人間の隠された運命を読み解いていきます。あなたが今まさに乗り出そうとしているのは、「スペース・タイム」あるいは「マジック」「ハイ・マジック」と称される歴史的プロセスの精神的冒険なのです。「ハイ・マジック」とは「西洋のヨガ」ともいわれます。そのため、セントクレアは西洋のヨガ行者とも考えられるのです。マジックは第六感を通じて実行されますが、その研究については本書の終わりで「魔術師」たちが説明をしています。あたかもすでに起こったことのように未来を予言することは、セントクレアが幼少期から身に付けていた才能でした。そして今、セントクレアはその方法を広く一般の人々に伝授しているのです。セントクレアは、多くの予言者たちから占星家のなかの占星家として尊敬を集めています。彼は自らの知識を世界に広め、人々が健全な選択する、つまり「魔術師の方法」を伝えるために『星の禅』を執筆しました。世界の錬金術的な推移や超自然的な時間の流れ、古代文明、そして戦争と芸術の近代文化を解き明かし、世界の永続的な哲学と原型、聖なる幾何学、そして聖なる中心地点について検討します。自らの経験と見識、そしてサイキックな能力を融合させて、人類の過去、現在、そして未来の姿を詳細に描き出すのです。セントクレアは、本書において、絵画的想像力を駆使した推理小説という形式で自らの人生についても語ることを決意しました。魔術的な力をもった本書は、来るべき時を明らかにし、私たちが選択をする手助けをしながら、私たちが今どこにいるのか示してくれます。

「魔術師」になるということは、私たちが生まれながらにして決定されている、この宇宙における正しい場所を見つけることを意味していまいす。その場所がどんなものなのかは、それぞれが自らの魂によって発見するものです。太陽や月、星、惑星、銀河、そして宇宙的意識の精神と深く語り合えば、私たちはすべての事象を貫く<ひとつのこと>に気付かされます。セントクレアは、「魔術師」になるとは、単なる人間を超えた存在になることだといいます。なぜなら人類の潜在能力をまっとうするだけでは、わたしたちの運命を変えることはできないからです。

彼自身、繊細で傷つきやすいサイキックナ存在であることを明らかにするセントクレアの語りは、宇宙、そして時間を突き抜ける旅のようです。『星の禅』は、1万2000年前アトランティスの時代から22世紀に至るまでの、人類共通の歴史の背景を紐解くのです。セントクレアの情熱は、フェイス・トゥー・フェイスの相談、そして占星家などへのレクチャーを通じて広まっていきました。彼は運命に抗う信条の行為としてマジックを使います。それは、聖なる賢人が世界と分かち合う重要な瞬間です。冥界の王プルートーが黄道十二宮の最後の4星宿から次の半世紀を駆け巡り、私たちの意識の時代を予告し、世界を変える──つまり、時と場所の宇宙的設計、そして来るべき新しい社会が進化する瞬間なのです。セントクレアは、記録に残された歴史と現在、未来、そして彼がライフワークとして取り組んでいる惑星配置を適切に比較します。その彼の理論を提示する初めての書籍が『星の禅』なのです。

『星の禅』は現代という時代の精神の証人です。本書のなかでセントクレアはさまざまな人々との出会いについて書き記しています。読者は本書を通じて、しっかりとした考えをもった行動的な人間、つまり意識的に選び、創造する「魔術師」、そして意図的に意思表明をする人間というものがどういうものかを知ることができるでしょう。

セントクレアの人生を振り返ってみると、彼が世界についての思索をはじめる以前から、この世界と深く関わり合っていたことが分かります。彼は当初、将校あるいは弁護士、投資家になるべくして教育を受けました。しかし、やがて精神世界に興味を抱くようになります。そして、世界中の相談者に運命をまっとうするためのアドバイスをし、彼らの職業上あるいはプライベートな問題を解決に導いてきました。

運命を決めるのは自分自身──。セントクレアのもとを訪れる相談者たちはみな、この大切なことを教えられます。セントクレアは、危機的状況にあるこの時代にあって、最先端の思想家であり、この惑星におけるもっとも優れた占星家なのです。ノストラダムスからオーウェルの予言、サンスクリットの神話などに記された数々のミステリアスな事象に修正を加えていきます。そして、アトランティスの時代からアーリア人の勃興に至るまでの予言の成就と、その背後に隠された神秘的な力を読み解き、来るべき地球の変革について解き明かします。古代の文献やオカルトの分野の資料を徹底的に読み込んできたセントクレアは、今やまさに本来の意味での賢者なのです。

本書は、分かり安い言葉で書かれた人類への警告。しかし、けっして終末論的なものではなく、希望に満ちた一冊です。本書が描き出すのは、戦争や国境、境界線がなく、個々の種族の持ち味を生かし、先端技術が行き届くとともに原始世界の魅力も兼ね備えた新しい世界。それが、2050年までに私たちが到達するであろうと予測される社会のかたちなのです。セントクレアの予見する未来とは、神々に満ちた世界です。彼は、それをあなた自身で見つけ出すための手助けをするのです。なぜなら、彼の目標とは古の時代の「魔術師」が有していた秘密と聖なる知識を人々と共有することだからです。

本書ではアポロニウスからノストラダムス、マイスター・エックハルトといった予言者たちを紹介していますが、そうした人類における精神的指導者たちの系譜を引くのがセントクレアです。セントクレアは、数千年にわたる聖なる伝統を受け継ぐものなのです。彼は現在もっとも力のある、生きた「魔術師」なのです。彼の占星術による予言が正確なものであるということは、時間が証明してくれるでしょう。

これまでの予言者や神秘主義者たちとは異なり、セントクレアは自らの知識を人々と分かち合います。本書は、「ハイ・マジック」という深遠なる世界、秘密の科学の宇宙、創造的技能の領域への入り口となります。読者は、本書を読み進めるうちに、精神的占星術の神聖なる儀式や運命の時計を解読する方法を理解してゆくことになるでしょう。さらに、セントクレアの個人的な日記も収められており、科学と神秘主義が占星術と融合したセントクレアの知識の聖域を垣間見ることもできます。人類全体の未来に関する本書では、新しい社会の誕生というグレイゾーンにある事象すら、鮮やかに描き出されているのです。

占星術とは、宇宙を創造する技術です。時代を超越した普遍的な価値をもつ本書は、芸術書でもあり、自伝でもあり、そして21 世紀の予言に関する輝かしい遺産でもあるのです。そして同時に、人類の歴史におけるもっとも優れた魔術師や神秘主義者、科学者たちのアンソロジーということもできるでしょう。おそらく10 年に一冊、世界に大きな衝撃を与える書物が誕生しています。『星の禅』は、まさにその一冊なのです。